自宅の宅内環境によって、ひかり回線が引けない方。
もしくは引っ越しを控えていて、ひかりを引くまでもない方。
電車通勤中に外での通信をたくさんしたい人などなど、モバイルルーターを考えている人も多いですよね。
一番有名なモバイルルーターはWiMAXだと思いますが、実はauでもモバイルルーターを提供している事をご存知でしょうか?
目次
auのルーターもWiMAXの電波を利用している
auで販売しているルーターなのでauの電波を利用していると思われがちですが、電波自体はWiMAXの電波を利用しています。
ではWiMAXの電波だったら何が違うのか。
簡単に説明します。
WiMAXの電波は建物に弱い
スマホの料金プランをギガ数の低いプランに変更して、ルーターを持ち歩いて補填しようと考えている人も多いと思います。
そこで問題になるのが、WiMAXの電波は建物に弱いという事です。
どういう事かというと、WiMAXで利用している電波の周波数帯は、直進性は高いのですがその分障害物に跳ね返りやすいという物なので、比較的に建物に弱くなります。
ですので、エリア内であったとしても局地的に電波が入らない可能性があるのです。
ハイスピードプラスモードでauの電波が利用可能に
電波が入らないと使い物にならないのですが、その改善策として利用する電波を切り替えるという方法もあります。
通常のモードはハイスピードモードと言い、WiMAXの電波を利用。
実はそれ以外にハイスピードプラスエリアモードが存在しているんです。
モード切替は簡単に可能
このモード切替の方法ですが、料金プランを変更するなどの手間はなく、ルーターの設定から変更可能になってます。
それによりWiMAXからauの電波に切り替えてauのエリアを利用する事が可能になるんです。
圏外で使えない時も、これにより簡単に解決できますね。
しかし良い事ばかりではなくデメリットもあります。
ハイスピードプラスモードのデメリット
auの電波を使う事で、利用できる場所がグーンと広がって便利な事この上ないのですが、重要な注意点が。
月間で7ギガの通信制限が有る
WiMAXルーターの長所として、月のギガ数が使い放題な点ですよね。
(3日で10ギガ制限はありますが)
このギガ数ですが、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えて利用すると月間制限が出てきてしまいます。
その制限は7ギガ。
たくさんネットを見たい人にとっては、7ギガでの制限は厳しいものですよね。
ルーターの意味がなくなってしまいかねないデメリットです。
追加のオプション料金
更にオプション料金がかかるので、月額料金が高くなってしまいます。
これはWiMAXの会社毎に料金が違ったりもするので一概にいくらとは言えませんが、想定より高くなってしまうと本末転倒になるかもしれません。
ですので、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えて利用する時は一旦契約内容などを確認してからの利用をお勧めします。
auでルーターを契約するメリットとは
これまではWiMAXルーター自体の特徴を書いてきました。
話を戻してauでルーターを契約するとどのような特徴があるのか。
その一つに上記で書いたハイスピードプラスエリアを利用する場合、auで直接契約した方がお得になる場合があるんです。
WiMAXと直接契約するのと、auで契約するのでは何が違うのか?
そのメリットを書いていきます。
修理や解約がauショップで可能
WiMAXルーターはauショップ等で契約する以外にも、ビックカメラだったり、もしくはネット経由で申し込みできるんですが、大きな違いは契約後の問い合わせ先やアフターサービスになります。
auで契約したモバイルルーターは、auショップでの解約などが可能になります。
修理に関してはWiMAX契約のルーターだったとしてもauショップで受付してくれますが、保証状態など詳しい事が分からなかったりするので、au契約のルーターの方が安心して保守は任せられるかもしれませんね。
支払いを他のau回線とまとめられる
支払いが別々になっていると引き落とし日が別で管理が煩わしかったりしますが、au契約のルータであれば、スマホなどのau回線と料金をまとめて支払う事が可能なので、一括管理が出来て楽だと思います。
又、Myauでスマホの料金と一緒にルーターの料金も確認できるので、その点も便利であると言えます。
auには固定代替という契約がある
auのパンフレットに記載されている料金プラン以外にも、固定代替という契約があるのはご存知でしょうか?
通常のルーターの料金プランと違う点ですが、
- ハイスピードプラスエリアモードのオプション料金がかからない
- スマートバリューが組める
- 通信制限が7ギガではなく、12ギガまで利用できる
こういったメリットがあるんです。
固定代替のメリット① スマートバリューmineとの違い
通常のルーター契約の場合、スマートバリューmineをスマホと組む事により、スマホ側の料金がやすくなります。
ただ、mineの場合は相手先は1回線しか組めません。
これが固定代替の場合、ひかりなどと同じスマートバリューが組めるので、家族全員に割り引き適用ができます!
これは大きな違いですよね!
固定代替のメリット② 月間通信のギガ数が増える
通常のルーター契約でハイスピードプラスエリアモードを利用すると、7ギガで制限がかかると説明しました。
これが固定代替の場合、12ギガまで利用できるようになるのです!
一カ月で5ギガの違い…スマホでチャージすると1ギガ1,000円なので、5,000円分違うと考えると大きいですよね!
固定代替のメリット③ 新規の事務手数料が無料に!
新規で契約する際、新規事務手数料が3,000円かかります。
これが固定代替だと無料で契約できるんです!
固定代替ではない、一般のルーター契約だともちろん事務手数料は取られます。
3,000円といえど無料になるのは嬉しいですよね!
補足 固定代替契約のまま名義変更はできない
メリットではないのですが一応補足。
名義を譲渡したい場合ですが、固定代替契約を維持しての名義変更はできません。
とはいえ名義変更自体はできない訳ではありませんが、通常のルーター契約になってしまうのです。
ですので名義変更をするならば、一旦解約して新たに契約をしなおす方がお得になる場合が多いかと思います。
固定代替はメリットが大きいので検討してみよう
モバイルルーターは、ネットでも複数の会社が提供していたりと比較するのが大変ですが、家族でauを複数台利用していて、なおかつスマートバリューを組んでない場合、今とほとんど変わらない料金でモバイルルーターを持つことが可能になるかもしれません!
現在のスマホはWi-Fiがないと利用し辛い場面も出てくると思うので、ルーターを検討中の方はauの固定代替も検討してみてはいかがでしょうか?